あなたには好きな人はいますか。
いるなら、どうしてその人を好きになったのか説明できますか。
- 「タイプだった」
- 「優しいから」
- 「価値感が合う」
このように色んな理由があるはずですが、なぜそう思ったかの根拠ってわからないですよね。
実は、人を好きになる仕組みは脳科学的に解明されているのです!
運命だと思った、ビビっときたと思っていたのが、脳の仕組みによるものだったら全然ロマンチックではないですね。
しかし「恋は盲目」と言うように、人を好きになるとまわりが見えなくなってしまうこともあり増す。
そこで、どういう仕組みで人を好きになるのかわかれば、もっと冷静になれるかもしれません。
では、人を好きになることは、脳科学でみるとどういうことなのか。
その仕組みを解説していきます。
最後まで読んで、あなたの今までの恋愛の傾向について深掘りしてみてくださいね。
人を好きになる脳科学の仕組みを徹底解説【脳内で起きていることに注目】
人を好きになる脳科学の仕組み①恋愛ホルモンが気持ちを高ぶらせる
人を好きになると、フェニルエチルアミン(PEA)というホルモンが分泌されます。フェニルエチルアミンは「恋愛ホルモン」と呼ばれていて、聞いたことがある人も多いかもしれません。
人を好きなったり、何かに集中している時にフェニルエチルアミンが脳下垂体から分泌され、ドーパミンやノルアドレナリンの濃度を上昇させます。
このドーパミンやノルアドレナリンも恋愛に大きく関わってきます。
※ ホルモンの名前を出されてもよくわからないと思いますので、簡単にまとめました。
気分を高揚させるホルモンです。フェニルエチルアミンが分泌されることで、気持ちが高ぶり異性を好きだと感じます。
快楽をもたらすホルモンです。「気持ちいい」「心地いい」と感じると分泌されます。
ノルアドレナリンは危険を察知した時に分泌され、「闘争ホルモン」とも呼ばれています。ノルアドレナリンが分泌されることで脳は覚醒し、緊張感が高まり、筋肉に必要な酸素や栄養を送るため、心拍数と血圧が上がります。
このように、ホルモンの説明を見ていると恋愛のメカニズムがわかってきませんか?
↓
ドーパミンと、ノルアドレナリンの濃度が上がる
↓
ドーパミン作用で快楽や心地いいと感じ、ノルアドレナリン作用で緊張して心拍数が上がる(心臓がバクバクする)
↓
この人のこと好き!!!
人を好きになると、脳内でこんなことが起こる仕組みになっているんです。
脳科学の観点から見ると、単純なことのように見えますよね。
確かに、好きな人を前にすると緊張するし、心臓がバクバクします。しかし、この時に脳が覚醒しているなんて、あまり考えたこともなかったですよね。
恋愛ホルモンにより、好きな人と一緒にいると楽しいし、幸せだと感じる、好きな人のことを考えるだけで気持ちが高ぶる、というような感情になり、毎日幸せな気持ちで過ごせるのです。
人を好きになることは、楽しさや幸せな気持ちを生み出してくれます。人生に良い影響をもたらしてくれるのです。
人を好きになる脳科学の仕組み②恋愛ホルモンは長続きしない
人を好きになると、恋愛ホルモンのフェニルエチルアミンが分泌され幸せに過ごすことができます。
しかし、残念ながら脳科学的にはフェニルエチルアミンの分泌は3年程度で終わると言われています。長くて4年ぐらいです。
付き合って3年ぐらいで別れたり、浮気する人たちが多かったりするのは、フェニルエチルアミンの分泌が終わったから、ともよく言われます。
それでも、「それが脳の仕組みだから仕方ない」と諦めるのは、少し悲しいですよね。
そこで、付き合っている間に信頼関係を築き、一緒にいてとても居心地の良い相手になれるよう努力すると良いですね。
そのために、恋愛ホルモンの代わりに、愛情が増すホルモンであるオキシトシンの分泌を促して、長く続く愛の関係を育みましょう。
人を好きになる脳科学|異性に惹かれる仕組みは男女で違う
誰しも好きなタイプがあると思いますが、タイプも脳によって決められていると脳科学で解明されています。
脳は自分の過去のデータに基づいて、相手が自分にとって「好ましい」か「好ましくない」かを判断しています。
初対面の相手に対して、好感が持てるかどうかを一瞬で脳が過去データから判断しているんですね。
過去にイヤなことをされた人に相手が似ていたら、タイプとは判断しないのです。
また、男性と女性で異性に惹かれる時の判断基準に違いがあります。
それでは、人を好きになる脳科学において、異性に惹かれる仕組みに男女に違いがあることを詳しく解説して行きます。
異性に惹かれる仕組み|男性の場合
男性は恋をした時に、視覚が活発に働きます。
これは、相手が健康な赤ちゃんを産めるかどうか見ているためだと言われています。
今は恋に赤ちゃんが産めるかどうかは関係ないですが、男性の視覚が活発になるのは意味があったんですね。
美人やスタイルの良い人が好きな男性が多いのは、視覚が活発に働いているからなんですね。
異性に惹かれる仕組み|女性の場合
女性が恋をした時は、今までの記憶をフル回転させて、良き夫、父親になるかどうかを判断する、と言われています。
自分の中にある記憶の中から良いと思われる人を選び出し、「この人タイプ!」と決めてるんですね。
逆に、せっかくフル回転させて選ぶ相手が毎回ダメンズ、という人は、自分の中にある記憶や経験の中で、ダメンズでない人の情報が圧倒的に少ないことが多いです。
人を好きになる脳科学の仕組みを利用して告白を成功させる方法5つ!
人を好きになるのが脳科学の仕組みによってなら、意中の人を落とせる確率も高まります。
実は、人を振り向かすことができる告白の仕方というのがあります。
4つまとめたので、さっそく見て行きましょう。
①告白は夜にする
告白をするのに大事なのが時間帯です。絶好のタイミングは夜!
広島大学の研究で、12時~17時に告白した人よりも、0時~5時に告白した人のほうが成功率が高い、という結果が出ています。
やはり、夜の方がロマンチックな雰囲気になりますよね。
まわりも静かで、自分の思いを素直に伝えやすいです。
告白をするなら絶対に夜、しかも結構な真夜中がおすすめですよ!
②3ヶ月以内に告白する
これも広島大学の研究で、出会ってから3ヶ月以内に告白するのが、成功率が高いという結果が出ています。
1年以上経ってしまうと、グンと成功する確率が減るそうです。
出会って関係がまだ新鮮なうちに告白するのが良いんでしょうね。
③直接会って告白する
最近ではLINEで告白する若い子が増えていますが、やはり自分の大切な思いを伝えるには、直接会って言わないと伝わりません。
真剣な表情で思いをぶつけることで、相手にも自分の気持ちが伝わります。
あなたの思いが伝われば、相手も真剣に応えてくれますよ。
④相手の左側から告白する
告白する時は相手の左側からすると、成功する確率が上がりますよ。
脳には右脳と左脳がありますね。
感情と感覚を司っているのが右脳です。
そして右脳が連結しているのが体の左側なんです。
そのため、左耳で聞いた告白の言葉が右脳に響きやすくなり、相手はドキドキしやすくなるのです。
あなたの言葉が深く心に(脳に!?)刺さり、OKもらえる確率も高まるはずです!
脳科学でこんなこともわかるなんてすごいですよね。
4つの方法を駆使したら最高の告白になる
人を好きになるのが脳科学の仕組みを使って好きな人に告白すると、最高な告白ができます。
簡潔にまとめるとこちらです。
出会ってから3ヶ月以内の夜に、直接会って相手の左側から告白する
これです!
せっかく告白するなら、成功率を上げたいですもんね。
全部同時に無理な場合は、どれかだけも実践できるように意識してください。
意中の相手に試してみてくださいね。
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人を好きになる脳科学の仕組み|自分の気持ちをコントロールできなくなる原因
人を好きになる 脳科学の仕組みを見て来ると、恋愛ホルモンの作用の凄さが分かりましたよね。
そんな恋愛ホルモンによる作用ですが、実が恋をすることで逆に活動が抑えられる脳の一部もあるということもわかっています。
では、人を好きになると鈍ってしまう脳の働きについてもチェックして行きましょう。
人を好きになる脳科学①判断を司る部位が鈍る
恋をすると、脳の一部の活動が抑えられることが脳科学でもわかっています。
どうなるかというと、自分の気持ちをコントロールできなくなってしまうのです。
気持ちのコントロールや様々な判断を司っているのが、前頭葉、頭頂葉、頭頂葉中部、偏桃体です。
恋愛をすると、前頭葉などの働きが抑えられます。
つまり、判断基準があいまいになる、もしくは、判断するのすらやめてしまうんです。
また、偏桃体は悲しみや恐れを感じ、攻撃性も高めますが、抑えられることで相手に対してマイナスの感情を抱きにくくなります。
ということで、恋をすると判断力が鈍り、相手のイヤなところが目に入らない、という状態になります。
普段は冷静なのに、好きな人を前にすると自分が自分じゃなくなる、という体験をしたことがある人は多いはず。
友達からは「あんなやつ、やめた方がいいよ」と言われるような相手なのに、どうしても好きで諦められないこともありますよね。
DVされているのに、「優しいところもあるから」と一緒にいる人の話もよく聞きます。
自分では判断できなくなっているんですね。
脳科学の仕組みでそうなってはいますが、相手にマイナスな感情を持ちにくくなるのにも考え物ですよね。
人を好きになる脳科学②ドーパミンがマイナスにも働く
人を好きになる仕組みでドーパミンが出てきましたが、ドーパミンには冷静さを失わせる作用があります。
それにより、普段ならしないような言動をしたり、配慮に欠けた行動をとったり、ということが起こります。
まるで麻薬のようですね。
恋愛している時としていない時で、態度が全然違う人っていませんでしたか。
恋は盲目と言いますが、恋をした時にコントロールできない気持ちの裏側には、脳が深く関係していたんですね。
なぜこんな行動をしてしまうんだろう、ということも、脳科学では説明できる行動だということです。
人を好きになることには、悪い影響もあるんですよね。
人を好きになる仕組みを利用したら良い恋愛ができる
しかし、「恋愛をすることでマイナスなこともあるのね」と消極的に考えたら勿体無いです。
それを知ったことで、プラスになる部分も大きいです。うまく活かせられるようにしましょう!
せっかく脳科学で解明していることがあるので、うまく利用して行きたいものですよね。
ドーパミンが出ていることで脳が興奮状態になっていると、以下のようなことが起こります。
- 判断が鈍る
- 冷静ではいられなくなる
こちらの2つがよくない影響も引き起こすので、一度落ち着いて自分を見つめ直せるといいですね。
いつも相手に猪突猛進に向かっている人は、自分が興奮していることを自覚し、冷静に相手と向き合えるようになると相手の態度も変わってきますよ。
脳の仕組みを知ったことで、ワンランク上の恋愛ができるはずです。
人を好きになる仕組みが脳科学で解明されているというのはロマンチックではないですが、それでも最大限利用することで良い恋愛ができるでしょう!
人を好きになる脳科学|人に惹かれる仕組みは脳内ホルモンが司っている
恋愛は心でしていると思っている人が多いでしょうが、実は脳でしているんです。
ただ、人を好きになる仕組みを脳科学で解明されていると知ってしまうと「この気持ちはホルモンのせいなのか」と冷めてしまいますよね。
しかし、誰にでもそのホルモンが出るわけではない、というのが、また恋愛のおもしろいところだとも感じませんか。
なぜその人なのか、他の人ではダメなのか、そんなことを自問しつつも、結局自分の気持ちをコントロールできないのが恋愛です。
人の道を外れていなければ(不倫は本当に良くないです)、本能に身を任せて脳科学の仕組みも利用しつつ、相手に真摯に気持ちを伝えると良いですよ。