突然ですが、『恋愛依存症』ってご存知ですか?
聞いたことがある人も多いかもしれません。
『大好きな彼のことで毎日頭がいっぱい……』『今あの人は何をしているかな?』『彼との恋愛が楽しくて仕方がない!』
恋をすれば誰しも経験する気持ちですよね。
でも、この気持ちが大きくなりすぎて、自分の生活や精神面にまで影響が出てくるようになることを『恋愛依存症』と呼びます。
では恋愛依存症とはいったいどんな状態を指すのか?もしかしたら原因は親?という疑問。
その特徴で原因のひとつとして親との関係や成育歴、そして解決方法と克服法を具体的な例や実体験をあげて解説していきます。
せっかく恋をしているのに、恋愛依存症の原因がわからず辛い気持ちを抱えているのはもったいないですよね。
これから見て行く原因などの内容をじっくり読んで、一緒に克服法を学んでいきましょう!
恋愛依存症の原因は親にあり!家庭環境が与える影響について
恋愛依存症とは、人間関係に対する依存で、特に恋人関係や恋愛対象にある相手への心理的依存です。
相手のことで常に頭がいっぱいで他のことが手につかなくなったり、彼の行動や言動で不安になったり嬉しくなったり……。
感情の振れ幅が相手次第になってしまい、あまりいい状態とは言えません。
恋愛依存症とは、これらが行き過ぎた結果、自分の生活や気持ちよりも恋愛相手を優先して行動してしまい、身体面や精神面に影響を及ぼす一種の依存症と言われています。
依存症にはドーパミンと呼ばれる脳内の神経伝達物質が関わっていて、これらは『快楽物質』と呼ばれ、脳内で分泌されると高揚感を与えてくれます。
恋愛においても、恋をしている時のドキドキ感は気分を高めてくれますよね。 これがいわゆる気分が高揚している状態といえます。
根底には幼少期の親からの満たされない愛情があります。
寂しさや不安からこの感覚を常に感じていたくて、好きな人(恋人や恋愛対象)から離れられなくなってしまった状態を『恋愛依存症』といいます。
そして、この依存症の原因はさまざまですが、そのひとつに親との関係や成育歴、家庭環境があると言われています。
原因の1つに親や育った環境もある
機能不全家族という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
両親の不仲や厳しい躾など、本来のびのびと過ごすはずの幼少時代に自分の気持ちよりも親の機嫌や顔色を伺って過ごした人がいますよね。
そんな人は、大人になっても同じように相手の機嫌や顔色に一喜一憂するようになります。
これが恋愛においても顕著に現れることがあり、多くの女性を悩ませる原因となっています。
親との関係が不安定だった人は自分に自信がなく、相手との関係にもなかなか安心感が持てません。
このことから必要以上に相手に尽くしてしまったり、自分を置いてけぼりにしてまで相手に合わせる、という恋愛にのめり込んでしまうという特徴もあります。
また、親の機嫌に振り回されて育った人は手放しで安心することができなかったため、不安感が強い傾向にあります。
親の感情で自分の気持ちや行動が決まったという経験から、大人になっても自分で自分の感情を決定することに困難を抱えます。
また、幼い子供はひとりでは生きていけません。何があっても養育してくれる親が必要です。
自分の人生への決定権も不確かだったり、全てが自分自身ではなく相手によって左右されることは大きな不安です。
不安な気持ちが相手によってしか解消されなかった経験から、人間関係の依存に繋がり、恋愛依存症という結果になってしまうのです。
恋愛依存症の原因の一つが親との関係でのトラウマ
恋愛依存症の原因として、親との関係などの過去のトラウマが関係していることはあると言えるでしょう。
ただ、ここでひとつ私が強調しておきたいのは、それがあなたの人生を決定づけるものではない、ということ。
よく育った環境で人の一生は決まるだったり、こういう親に育てられた人は恋愛できないとう言葉を耳にしますが、決してそんなことはありません。
これらの親との関係や成育歴、特徴や辛い過去を糧に素晴らしい恋愛が誰にでもできます。
恋愛依存症の特徴6つ【当てはまっていないかチェック】
それでは、ここであなたが今、恋愛依存症の状態にあるのかを簡単にチェックしてみましょう。
もしも当てはまってしまっても、ここからどのように克服していけばいいのかも解説するので、安心してくださいね。
では、早速見てみましょう。
①相手の全てを把握したがる
これは冒頭の『今あの人は何をしてるかな?』が過剰になっている状態です。
想像して幸せな気持ちになるのならいいですが、ここで疑心暗鬼になったり過度に不安になってしまうのなら要注意。
②自己肯定感が低い
親の顔色を伺っていたり、否定的な態度を取られた過去を持つ人は自己肯定感が低い傾向にあります。
なかなか自分に自信が持てず、恋愛でもネガティブな思考に陥りやすく、依存的になりやすいことがあります。
③全て相手が中心の生活
自分のやるべきことや優先すべき課題があっても、思考も行動も相手が中心になり、ライフスタイルそのものが変化してしまいます。
この時、自分らしさや本来の生活のあり方が変わってしまっているのなら、いったんその恋愛から距離を置いて。
④自分がしてもらうことより相手にひたすらに尽くす
恋愛は愛し愛され、受け取って与えるもの。
これがどちらかの一方通行になってしまっては、もはや恋愛ではなく依存です。
このような関係になっている場合は、立ち止まって冷静にその関係を見つめ直しましょう。
⑤熱しやすく、冷めやすい
すぐに相手を好きになって恋愛にのめり込むけれど、少しでも嫌な部分が見えると冷めてしまうのが特徴。
相手のどこが好きか聞かれたら、あなたはパッと答えられる?
もしこの問いに違和感を感じたら、自分にストップをかけてみて。
⑥LINEは即レスが当たり前
スマホを開きっぱなしにして画面を凝視していませんか?
男性は特に細かくスマホをチェックしている人は少ないのが事実。
特に社会人ともなると仕事などでとても忙しく、LINEを開く余裕がない時もあります。
とりあえず内容を読んで、手が空いたら返信をしよう、なんてこともよくあること。
既読スルー・未読スルーなんて言葉もありますが、LINEの既読・未読のチェックや相手にも即レスを強いてしまっていたら、レッドカード。
今すぐスマホをテーブルの引き出しにしまって。
恋愛依存症を克服する方法もチェック
では、ここまでで『私って恋愛依存症かも……』と気づいてしまったあなたへ。
その辛さを解放するために、私の実践した方法も交えながら具体的な克服法を見て行きましょう。
先ほども述べましたが、親との関係や成育歴は確かに恋愛依存症の原因にはなりますが、あなたの人生や恋愛をネガティブなものに決定づけるものでは決してありません。
そこでまず、これから見て行くどの方法を実践するにあたっても、ひとつ覚えておいて欲しいことがあります。
それは『あなたはいつからでも変われる』ということ。
しかし、この気持ちがなければ、どんなに素晴らしい克服法があったとしても、恋愛依存症から抜け出すことは叶いません。
親との関係や過去の恋愛など様々なトラウマから、自信を無くしている方も多いでしょう。
これからの毎日、この言葉をぜひ笑顔で口癖にしてみて。
『私ならできる!私は変われる!』 大丈夫!あなたならきっと、『恋愛依存症』を克服して、愛し愛される素晴らしい恋愛ができますよ。
それでは早速、恋愛依存症克服法を一緒に見ていきましょう!
①自己肯定感を高める
親との関係や過去の辛い恋愛など、様々なことが原因で失っていた自信を取り戻しましょう。
そのためにはまず、あなたがあなた自身を愛し、肯定してあげることが大切です。
これまでの人生でたくさん否定されてきたのなら、初めは難しいと感じるかもしれません。
けれど、日々の些細なことでも『私はよくやった!』と言えることはたくさんあるんです。
それが他人から見て些細なことだとしてもいいんです。
具体的なことは、部屋の掃除をいつもより丁寧にしてみたり、料理をあまりしていなかったなら凝った料理をしてみる、女性ならお化粧やおしゃれにより気を使ってみるのもおすすめ。
新しい流行の情報を仕入れて自分にも取り入れてみる。
ひとりの時間でも夢中になれるし、新しい自分に自信も溢れるはずです。
ぜひ、簡単なものから取り入れてみて。
②常に自分軸を心がける
恋愛依存症の1番の問題は軸が他人軸になってしまっていること。
人は本来軸は自分になければならないのですが、恋愛依存症の時は『相手がこうだから、私はこう』、と思考や行動の軸が相手に置かれてしまっています。
これを自分に引き戻しましょう。
まずは、全ての思考や行動を『私ならこうする・こう思う』と自分目線で考えることから始めてみましょう。
一見自己中心的のように聞こえるかもしれませんが、相手の気持ちを考えないことと自分の目線を持つことは違います。
身の回りで起きる物事をまず、『私ならこうする・こう思う』という自分軸で考え、その上で『あなたはどう思う?』と意見を聞いたり、気持ちを考えるのです。
ここが自分勝手との大きな差です。
恋愛は対等な関係に立ててこそ意味を持つのです。
必ずこの、『私がいて、あなたがいる』関係を大切にして。
③まずは恋愛よりも夢中になれることを見つける
恋愛依存症の原因のひとつに、恋愛以外にやることがないこともあります。
他にやることがないと、どうしても恋愛にだけ意識が向いてしまいます。
前からやりたかった趣味のサークルに入ってみるのもいいですし、映画が好きなら好みのジャンルを制覇する、というのも面白いかもしれません。
できれば受け身なことよりも、自分から受け取りに行ける趣味を見つけてみましょう。
映画も家で見るよりかは、映画館へ出かける、などがより没頭できるし、恋愛思考から距離も取れるので効果的。
特にやることがない日でも、天気がいい日ならば散歩に出かけるのもおすすめです。
見える景色を変えてみて。
④いい意味でわがままになる
これは私が実践したことなのですが、軸が相手になっている時は自分の気持ちが後回しになりがち。
ここを変えるために『いい意味でわがまま』になることが必要なんです。
何かを頼まれた時に、おもいっきって『今ちょっと時間ないから、後でもいい?』と自分のことを優先したり、『悪いんだけど○○してもらってもいい?』と人に何かを頼んでみるといった具合に。 もしかしたら最初は勇気がいる人もいるかもしれません。
私も最初はビクビクした記憶があります。
けれど、これがとても効果的だし、私はこの方法を繰り返すことで軸を自分に取り戻しました。
相手のため、と必要以上に尽くしてきた人は、今度は自分自身に尽くしてあげましょう。
『いい意味でわがまま』なあなたは、きっと可愛らしい女性のはずですよ。
⑤誰よりも自分自身を愛する
恋愛依存症を克服するにあたっての最大のテーマと言ってもいいでしょう。
あなたはこれまで、恋愛依存症の原因となった親との関係や過去のトラウマによって、自分を愛し大切にすることができていなかったのではないでしょうか?
たくさん傷ついてきたあなたを、あなた自身が愛し、労ってあげましょう。
そのためにすることは、あなたの好きなことを思いっきりすることです。
甘いスイーツが好きなら、クチコミのいいカフェで、その日ばかりはダイエットを封印して好きなだけ食べる!
お風呂でリラックスするのもいいですね。好きな香りのバスソルトを入れてゆっくり体を労りながら入浴してみて。
なんでもいいんです。
あなたがあなたらしくいられて、幸せと思えることを積極的にやってみましょう。
それがあなたがあなたを愛する、最初の一歩です。
あなたの人生を満たしてくれる1番のパートナーは、あなた自身だということを忘れないで。
⑥応用篇:マインドフルネス(瞑想)をしてみる
こちらは応用編。
今現在多くの有名企業もパフォーマンス向上のために取り入れているマインドフルネス。
私も実際に毎日の生活に積極的に取り入れています。
マインドフルネスは落ち込んだ気持ちを明るくしたり、また、自信を取り戻す、自己愛を高めるなど精神面にも高い効果が発揮されます。
今は音声のガイドで瞑想を導いてくれるスマホのアプリなどもたくさんあるので、自分に合ったものを見つけてみて。
最初は難しいと思うかもしれませんが、慣れれば確実にあなたの味方になってくれるはず。
まずはこの中のどれかひとつでも大丈夫。
あなたが『これなら私でもすぐにできそう!』と思ったものを日々の生活の中に取り入れてみて。
小さな積み重ねが大きな自信となって、恋愛依存症の原因となった親との辛かった過去や、恋愛依存症そのものから抜け出し、あなたのずっと待ち焦がれていた愛情へと導いてくれるんです。
たったひとつ、あなたが始めた何かから、あなたは必ず恋愛依存症を克服できるでしょう!
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【経験談】激白!恋愛依存症だった私の過去のヤバイ行い
では、なぜ私がそんなことを断言できるのか、疑問に思った方もいるでしょう。
では、私の実体験を少しお話しさせてください。
私も幼い頃、親に心ない言葉を聞かされたり不安定な親の様子を見たことがあります。
それは大人になった今でも心にしこりとなって残っています。
恋愛面では、その当時付き合っていた人がいました。
ある日、私はどうしても彼に会いたかったので『少しだけでもいいから会いたい』と連絡をしました。
案の定返信は『今日は会えない』というものでした。
そこで、私は用事もあったので実家に帰ることにしたんです。
しかし、実家について一息ついた頃、突然彼氏に「会える」と言われ、私は飛んで会いに行った経験があります。
今思えば『今日はもう実家にいるから会えないよ』と言えばいいのに!と思いますけどね。
当時、両親との関係は安定していたとはいえ、彼との関係が自分の中の主軸になっていたし、幼少期の親との満たされなかった気持ちから恋愛が一種の現実逃避となっていた私。
その恋愛状態をどうにか保ちたかったのでしょう。
しかし、そんな関係は当たり前ですが長くは続きませんでした。
幸せなはずの恋愛がいつしか、ただ疲れるだけの人間関係に変わっていたのです。
相手の気持ちを考えてはいるけれど、 自分が本当はどうしたいのか、何を感じているのかなど、自分の素直な気持ちに耳を傾けていることはなかったことに気がついたのです。
自分が傷ついてボロボロになっていることにも。その時はもう、愛されている実感もなかったですね。
しかし今では、相手の顔色よりも自分の気持ちをまず考え、相手と対等に対話し恋愛をすることができるようなり、幸せな日々を送っています。
自分の過去も失敗も見つめ、受け入れることで、そのままの私を受け入れてくれる人とも出会えたんですね。
今では自分のことが大切で、大好きだと、自信を持って言えますよ。
とにかく、恋愛依存症の状態にあった当時は恋愛命!
恋愛だけが人生の全てで、他のことはどうでもいいとさえ思っていた頃の苦い経験は、今ではちょっと笑える、私の人生の肥やしになってくれています。
親が原因のひとつの恋愛依存症、トラウマは深いけれど、向き合うことで確実に変わる。
自分に自信を持つ 人は変わろうとする時、『すぐに変わりたい、すぐに変われない自分は駄目な人間だ』と思いがちです。
でもよく考えてみて。
あなたが抱えてきた辛い過去も、同じように長い時間をかけてあなたの中でトラウマとなるまで育ってきたのではないでしょうか?
親との関係や恋愛依存症やその特徴に当てはまる自分になるまで、長時間あなたは抵抗してきたのではないですか?
だからこそ、ゆっくりと時間をかけて自分自身と向き合い、癒してあげなくてはならないのです。
すぐに変われないからこその私たちなんです。
だからこうやって疲れてしまうくらい調べて、変わろうと努力するんです。
焦らずゆっくりと前に進んでいきましょう!
あなたのこれまでの親との関係や、それらが原因となったかもしれない恋愛依存症も、きっと次は同じように辛い思いをしている誰かの力になります。
恋愛依存症を克服したあなたは、誰よりも強く、人の痛みのわかる優しい女性になっていることでしょう。
『私ならできる!私は変われる!』 この言葉を忘れず、毎日を笑顔で過ごしながら、ゆっくりと恋愛依存症の克服法を実践してみて。
あなたの恋愛がきっと素晴らしいものになりますように!